2024年11月16日「読むがね 遊ぶがね 鹿児島弁だかね ~読み聞かせにおける方言の種まき~」に参加してきました。
鹿児島弁を子どもたちに伝えていくのは種まき。
素敵な言葉をいただきました。
令和6年度読書推進活動研修会「読むがね 遊ぶがね 鹿児島弁だかね ~読み聞かせにおける方言の種まき~」
読むがね 遊ぶがね 鹿児島弁だかね ~読み聞かせにおける方言の種まき~」は、いちき串木野市の令和6年度読書推進活動研修会として開催されました。
鹿児島ことばあそびうたの著者である植村紀子さんを講師に迎え、鹿児島のことば遊びうたを通して、方言の楽しさ・美しさについてお話していただきました。
植村紀子さんプロフィール
1963年鹿児島県生まれ。鹿児島女子大学(現・志学館大学)卒業。日本児童文学者協会会員。高校教員として5年間在職した後、創作活動や講演活動に携わっている。第12回かぎん文化財団賞受賞。現在、志學館大学非常勤講師。
著書に『鹿児島ことばあそびうた』(石風社)『鹿児島ことばあそびうた 2』(石風社)、『鹿児島ことばあそびうた 3』(石風社)のシリーズ、そのほか『かごっま言葉玉手箱』(南日本新聞社)、『ぐるっと一周!鹿児島すごろく』(燦燦舎)、『創作民話雪ばじょ おはなしと「音楽づくり」』(南方新社)、『鹿児島ことばあそびうたかるた』(南方新社)、『親と子のことば紡ぎ』(南日本新聞社)、『大地からの祈り 知覧特攻基地』(高城書房)、共著に『鹿児島県謎解き散歩』(新人物文庫)、『かごしま文学案内』(春苑堂書店)、『なぞなぞおばけ』(童心社)、『鹿児島の童話』(リブリオ出版)、『2年3組にんじゃクラス』(ポプラ社)がある。
植村先生の著書や、手掛けられた双六やかるたを用いたプログラム。楽しく学びの多い時間を過ごせました。
植村先生の著書や、手掛けられた双六やかるたを用いたプログラムを体験できました。
楽しく学びの多い時間を過ごせました。
一部紹介させていただきます。
ぐるっと一周!鹿児島すごろくを用いた自己紹介
植村先生は鹿児島各地で暮らされていたということで、ぐるっと一周!鹿児島すごろくを用いた自己紹介えをしてくださいました。
遊びながら学べる鹿児島南北600キロ!
鹿児島県すべての市町村と、人が住んでいる島を紹介するよ。
地形や町の位置、島の名前。意外と知らない鹿児島を遊びながら知ろう!
すごろくの各市町村をさしながら、自分の経歴を話してくださいました。
先生のことを身近に感じられて、とてもいいアイスブレイクだと思いました。
鹿児島折々折句で自己紹介
鹿児島折々折句で自己紹介文を考えてみるワークショップも行いました。
私は「たぐっちゃん」で作成。
- 「た」体重重め
- 「ぐ」ぐんぐん歩け
- 「っ」次に会うとき
- 「ち」とっとは変わるか
- 「ゃ」痩せていたいな
- 「ん」んだもしたん
方言という音楽から 世界言語のハーモニーへ | Noriko Uemura | TEDxKagoshima
TEDxKagoshimaで植村先生が公演された様子です。
今回の研修会で学んだ内容や思いをまとめて話してくださっています。
先生は研修会の中で、自分たちの言葉や文化を学び知ることが、他所の文化や他の人をリスペクトすることに繋がるとおっしゃられていました。
方言という音楽から 世界言語のハーモニーへ
本当に素晴らしいと思います。
植村先生の声は祖母の優しい声で再生されました。
両親共働きで、祖母と一緒に過ごす時間が長かったので、鹿児島の訛りも鹿児島弁も同年代の方より身近なものでしたが、植村先生の声は懐かしい祖母の声で再生されて本当に懐かしかったです。
研修の中で先生は、
「こどもたちに方言を伝えていくことは種まき」
と言われていました。
祖母から種をもらって、育ったものが私の中にあるのだと実感できました。
子どもたち向けの活動に取り組んでいきたいので、鹿児島弁を子どもたちに伝えていくのは種まき。
素敵な言葉をいただきました。